シンポジウム参加のためにローマに行ってきました。

院長鈴木です。

先日整形外科のシンポジウムに参加するためイタリアのローマに行ってきました。

ローマは本当に素晴らしい街で、東京銀座のデパートや青山のオープンカフェのようなおしゃれで趣のある建物、お店でいっぱいでした。

町並みは深い歴史を感じる建造物ばかりで、そこは現実ではなくディズニーランドにいるかのような感覚がありました(私はディズニーランドが大好きです)

そこで暮らすローマ市民の方は明るく優しく親切で、そんな豊かな愛情深い感性はローマの街によって育まれたのではないかなと感じました。

今回のシンポジウムを主催したIntrauma社は当院でも使用しているFixinという整形外科手術に使用するインプラントを作られているイタリア・トリノの会社です。

Fixinはヨーロッパだけではなく、アメリカ、アジアの様々な国の医師、獣医師に広く使用されています。

シンポジウムの講演内容は困難な骨折治療や関節疾患といった、当院でもこれまでに様々な治療をしている内容でしたが、革新的な情報が沢山あり、とても刺激になりました。今後の治療の糧になるような内容で、本当に勉強になりました。

獣医師は技術職ですので革新的な技術進歩を見ると、もっといい治療ができるようになるんだなと感じ嬉しくなります。

これまで困難だった手術が少しでも易しくなったり、誰にでも同じように手術ができるようになるアイデアは素晴らしいです。

講演内容はもちろんですが、印象的だったのは講演者の先生は獣医科大学のような高度な研究機関の獣医師ばかりではなく、民間の動物病院の獣医師が多かったことです。

獣医科大学は基礎から臨床まで幅広く情報を発信する現場で、獣医療をリードする高度専門機関ですが、今回のシンポジウムでは民間施設で働く獣医師が最先端の獣医療で沢山の動物を救っていました。

私も民間の一開業獣医師として日々動物のために治療し、日々の診療からいただいた貴重な経験と学びを通して、いずれは世界中の獣医師が共有して多くの動物や人に役立つ情報発信ができる獣医師になりたいなあと、講演を聴きながら心に感じていました。