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トップ症例紹介膝蓋骨脱臼 〜後ろ足を挙げてしまう〜
2023.05.09
外科
膝蓋骨脱臼 〜後ろ足を挙げてしまう〜

こんにちは〜獣医師のサイです^^

あっという間にGWも終わりましたね、、、皆様どのように過ごされましたか?? 私は歌舞伎を観に行きました、役者さんの繊細かつダイナミックな演技や舞台音楽、歌舞伎座の雰囲気、素晴らしい伝統芸能に感動しました♪

さて、今回は

日本のワンちゃんが罹患しているもっとも多い運動器疾患といっても過言ではない、
膝蓋骨脱臼(膝のお皿の脱臼)
についてです!

膝蓋骨脱臼とは、後肢にある膝蓋骨が正常な位置から逸脱した状態をいいます。
内側に外れる内方脱臼

外側に外れる外方脱臼
があります。(小型犬は圧倒的に内方脱臼が多いです)

症状は、その程度により無症状なものから正常な歩行が困難なものまで幅広く、触診により脱臼の程度を4段階に分類することができます。グレードと症状が一致しないこともあるため、他の検査と合わせて総合的に判断します。

治療法は、保存療法外科療法に大別され、それらの選択は

年齢、症状の有無、発生頻度、重症度、骨の変形の程度、併発疾患の存在によって決定されます。理想的な治療法は、手術によって脱臼を整復し、解剖学的な位置関係を元に戻すことですが、どんな手術にも合併症がありますので、飼い主様に手術の方法・効果・成功率、治療費、入院期間、術後の管理方法についての話を行い、相談のうえ決定します。


外科療法について紹介します

1才トイプードル 右後肢跛行を主訴に来院

ビデオ_1-5

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右後肢を挙げてしまっていますね、、、

診断:右側膝蓋骨脱臼グレード2

手術:滑車溝造溝 (脛骨粗面転移)

造溝前

造溝後

ビデオ-26

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術後7日目の歩様動画です

足も着けるようになっています

その後も順調に回復し、術後3ヵ月では歩様に異常はみられませんでした。

歩き方や座り方など気になることがあれば気軽にご相談ください。早期に発見し、その動物の生活の質を守ることの助けになればと思っております。