CASE

症例紹介

トップ症例紹介タマネギ中毒
2023.01.05
内科
タマネギ中毒

ご家庭でもよく食べられる、タマネギ

今回は、タマネギを食べてしまった場合に起こる
タマネギ中毒についてご紹介します。

犬や猫がタマネギを摂取すると、
タマネギに含まれる化学物質によって赤血球が壊れ、
貧血 を起こします。

ネギやニンニク、ニラなどのネギ類にも同様の成分が含まれており、
中毒を引き起こします。

中毒症状が出るタマネギの量は、明確には決まっていません

火が通っていても発症することがあり、
タマネギエキスを含んだものを舐めただけでも症状が出ることがあります。

カレーや親子丼、肉じゃがの煮汁、ねぎまのネギなども危ないですね。。

中毒症状としては、
初期には 嘔吐、下痢、元気がなくなる、食欲低下、、などがみられます。

貧血が進んでくると、歯茎や舌が白・黄色くなる、呼吸が速くなる、
おしっこが赤くなる、などがみられます。

気がつきやすい変化としては、
“ おしっこが赤くなる ” があげられると思います。

子猫、タマネギを食べてから3日目の尿。

貧血があり、2回輸血をしたのち、無事退院しました。

症状はその日のうちに現れることもあれば、
数日後に現れることもあります。

重篤化したケースでは、死に至ることもあります。

しかしながら、タマネギ中毒に対する解毒剤や特別な治療はありません。

では、動物病院ではどのような治療をするのでしょうか?

①催吐

タマネギを食べてから数時間以内であれば、吐かせる処置を行います。

②吸着剤やビタミンCの投与

③点滴

吸収された有害物質を排泄させることが目的です。

④輸血

貧血が重度のときは、輸血が必要になります。

これらの治療を組み合わせ、

症状によっては入院が必要になることもあります。

わたしたちにとってはなじみ深いタマネギですが、
ワンちゃんネコちゃんにとっては とても怖いもの だということが
わかりますね。。

もし、ワンちゃんネコちゃんが誤って
タマネギを食べてしまったら、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。

また、夕食時の誤食も多いと思います。

そんな時は夜間の動物病院の受診をおすすめします。

「こんなものを食べてしまった!!」
「食べたところは見ていないけど、明らかに量が減っている!!」などなど、、
タマネギ以外の誤食についても、ご相談ください。