食欲がない、口を痛がる、よだれが出る など

おうちの猫ちゃんに「食欲がない」「口を痛がる」「よだれがよく出る」などの症状はありませんか？

ドライフードを食べた後に口を気にする場合は、口の痛みがあるのかもしれません。

前脚が濡れていることが多くなった場合は、今までよりもよだれが多くなったサインかもしれません。

上記のような症状が見られる場合は「口内炎」の可能性があります。

口内炎は口の中全体の歯肉が赤く腫れあがる病気で激しい痛みを伴います。

そのため、食欲不振などの上記のような症状が認められることが多いのです。

「口内炎」の原因は猫エイズウイルスや猫白血病ウイルス、免疫反応の異常、口腔内の衛生環境の悪化などが考えられますが、現在では確定はされていません。

「口内炎」の治療法は大きく分けて内科療法と外科療法があります

内科療法…抗生剤、消炎鎮痛剤、ステロイド、免疫抑制剤などを使用します。いずれの薬も一時的な改善は得られますが、完治は難しいことが多いです。

外科治療…歯石除去や抜歯処置を行います。歯石除去は侵襲は少ないですが、効果も多くは望めません。抜歯処置は侵襲が大きいですがほとんどのネコちゃんで完治が望めます。

当院ではネコちゃんの症状に合わせて最適な治療法を選択いたします。