腹腔鏡での避妊手術

腹腔鏡での避妊手術には様々な方法がありますが、当院ではおなかに2か所のきずですむ方法を行なっています

1か所はカメラを入れる穴で、もうひとつはシーリングデバイスや超音波メスを入れる穴です

通常の開腹手術と比べると手先の動きが制限されるので不自由さはありますが、お腹の中のどこに子宮や卵巣があるのかを把握して、気をつけることをしっかりと守れば問題なく手術ができます

特に腹腔鏡手術の場合では把握しなくてもお腹の中の様子がよく見れますので安心です。(トロッカーという筒を入れる場所を決めるためにはお腹の中を把握しておくことが大切です)

腹腔鏡手術は一般的に手術時間が長くなってしまう傾向がありますが、手術機器の扱いに慣れていれば、開腹手術と同じくらいの時間で手術をできます

腹腔鏡手術に関する様々な論文によると同じ人が手術しても開腹手術よりも腹腔鏡手術の方が早く手術できると書かれているものもあります

1.7kg T.Poodle 6ケ月齢

新しい手術方法では不安、今まで飼っていたわんちゃんネコちゃんでは従来の開腹手術で避妊してきたし、とお考えの方はいらっしゃるとは思います。

腹腔鏡手術は、様々な理由でとても安全な手術だしわんちゃんネコちゃんにとって優しい手術です。

新しい技術で不安な感じを抱かれるのは当然だと思いますが、当院では手術に関しての情報を公開していますし、わかりにくい点がございましたら直接お問い合わせください。