子猫の大腿骨遠位成長板の骨折を治療しました
成長板という言葉をご存知ない方も多いかと思いますが、人も含めて動物は生まれてから身体は大きく成長します。
小動物の場合、個体差がありますが生後11ヶ月までは骨格が成長します。
骨格成長のきっかけになっている場所が成長板です。
若齢動物の骨折では成長板の骨折を多く、手術の治療が必要なことがほとんどです。
成長板の骨折はSaler-Harris分類という分類方法で分けられます。
治療をした猫ちゃんは成長板のみの骨折で、Type 1の骨折でした。
手術用のワイヤーを使用して骨折部位を治療しました。
若齢の猫ちゃんは骨折の癒合も早いため、5週間で治癒しました。