こんばんは~☆☆
獣医師の崔です! 寒いですね~
先日は千葉でも雪が積もり、普段見られない幻想的な景色がひろがりましたね^^
さて、今回は眼科疾患についての症例報告です!!
瞬膜腺脱出(チェリーアイ)について
瞬膜腺が腫瘤状に脱出しているのがわかりますか??(右目の目頭のピンク色部分です)
比較的遭遇する目の病気です
瞬膜腺は涙液を産生し、瞬膜が眼球に沿ってスムーズに動くことで、涙液を分散させ角膜を保護します。また眼表面の免疫応答にも関与しています。
この瞬膜腺が様々な原因により、肥大したり過形成が生じた結果、脱出します。放置すると炎症や浮腫が生じてさらに腫大し、角膜と接触することによる刺激で続発性流涙症や結膜炎を誘発します。
治療は、用手整復や消炎剤投薬などの内科治療、手術による外科治療にわけられます。多くの場合は外科治療が必要になります。
~外科治療例~
①目の周りを毛刈りし、消毒します。
②脱出している瞬膜腺を確認します。周囲を切開し、突出部分を中に押し入れ、縫合します。
③手術直後
④術後1週間
⑤術後1ヶ月
角膜の健常性を維持するために、瞬膜腺を温存する方法での整復が大切です(*^^*)!