【症例報告】胆泥症

こんにちは~崔です♪

今週に入ってだいぶ寒くなりましたね、、

通勤途中、コロナ対策での車内換気が寒くてツラいです”(-“”-)”

みなさん、体調に気を付けてくださいね!

さて、今回は

肝臓の病気!! ”胆泥症”についてです~

 


上の写真が肝臓の写真です

袋のように丸く見えているのが胆嚢です

 

<肝臓の超音波検査画像>

 

 

赤で囲った領域が胆嚢

緑で囲った領域が胆泥

※胆嚢領域が真っ黒にぬける像が異常がない所見です。

 

 

 

肝臓で作られた胆汁は胆嚢に一時的に貯蔵、濃縮され消化液として十二指腸に排出されます。胆汁がうっ滞したり胆汁成分の変化など様々な要因から胆泥や胆石が形成されます。

発生機序としては、胆嚢の収縮力の低下が最も有力とされ、さらには何らかの病態下で認められる続発性の所見であることが多いと考えられています。

犬や猫で胆泥を認めやすい病因としては、

胆嚢炎、肝炎、肝外胆管閉塞症、腸炎、膵炎、甲状腺機能低下症、副腎機能亢進症が挙げられ、中年以上の犬での発生が多く、超音波検査で偶然に認められるケースも多いです。(原因疾患が判明している場合には、その疾患に対する治療が優先されます。)

胆泥が進行すると、胆石形成や膵炎の原因になることもあるので、定期検査を行い、場合によっては長期的な内科治療や食事療法が必要になります。

(胆泥により臨床症状を伴う場合、胆管閉塞による胆嚢破裂や胆嚢粘液嚢腫を併発した場合は、外科手術が適応になる場合もあります。)

 

肝臓、胆嚢は沈黙の臓器といわれ、病態が深刻化しない限り発見がおくれてしまいます。まずは早期発見できるように、一見元気であっても、年に1回もしくは2回の健康診断をおすすめします^^♪

 


余談です・・・・・

最近、友人の影響もあって、お花に興味がでてきました(笑

見様見真似で、スワッグをつくってみました~

我が家の玄関とトイレです!

お花が身近にあると、なんだか暮らしが華やかになる気がします^^

みなさんも、近所にお花屋さんがあれば、気に入った草花を選んで作ってみてください♪♪