少し涼しい日が来たりと少しづつ秋の気配を感じる季節となってきましたが、愛犬の皮膚の状態はどうでしょうか?
基本的に暑さを乗り越えると痒みの度合いは下がる子が多いですが、それでも年中皮膚トラブルを抱えている子がいるのも事実です。
今日はそんな子でも時間をかけてお風呂での治療を頑張ればここまで良くなるよって子の紹介です。
薬浴前の写真です。
黒っぽい所は毛が抜けてしまい、皮膚がこれじゃいかんということで治そうと思ってもうまく治らなかったために分厚くなってしまっているところです。
正常の皮膚のターンオーバーであれば3週間に1サイクルでフケが出ての繰り返しで黒くなることはありませんが、痒みなどにより皮膚を掻いてしまうと正常な皮膚のターンオーバーが乱れてしまうのです。
そのため薬、ご飯、サプリメント、塗り薬、シャンプーなど多角的な治療が必要になってきます。
薬浴開始1か月後
どうでしょうか?
明らかに改善が認められますよね?
抗菌・抗真菌剤入りのシャンプーで細菌、マラセチアを除去して、
脱脂作用のあるシャンプーをし、
皮膚の厚みを取るために塗り薬をつけて
最後に仕上げのシャンプーと保湿剤を噴霧する
と工程は多いですが、ここまで毛は生えてくれます。
お家でやるのは正直しんどいと思いますので、皮膚が中々良くならない子がいましたら、こんな方法もあるよとワンちゃん仲間に教えていただくと助かります。