【症例紹介】膀胱のがん(移行上皮癌)

膀胱に発生する腫瘍の多くは悪性腫瘍です。
腎臓でつくられたおしっこは尿管を通って膀胱にたまり、尿道からでてきます。
膀胱にできる悪性腫瘍の多くは、尿管の膀胱につながっている場所で発生します。
治療方法はさまざまですが、手術でがんを取り除き完治できる事があります。
尿管の膀胱につながった場所に発生したがんは、手術で取り除くことが難しく、再発してしまう危険があります。
多くは尿管と膀胱のつながるところでできる膀胱のがんですが、尿管と離れた膀胱内で発生することもあります。

写真はわんちゃんの膀胱に発生した腫瘍です。
超音波検査では膀胱内の尿管から離れた場所に腫瘍がみつかりました
膀胱の内部に腫瘍があるため一見正常にみえる膀胱ですが、光を透かすと膀胱内に腫瘤が確認できます。
切除範囲を糸でマークして、膀胱の部分切除をおこないました。
病理検査の結果、移行上皮癌と診断されて、がんも取り残しがありませんでした。

当院では腫瘍学にも力を入れて取り組んでおります。
がん検診をおすすめしております。

院長 鈴木
鈴木犬猫病院
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