こんにちは^^ 獣医師の崔です
今回は、お口のお話です☆
みなさんは愛犬の
口臭が気になりませんか??
歯みがきをしていますか??
日頃の診察で調査していると、
うちのコは歯みがきをしっかりしています!!
という飼い主さまは少数派のように感じます^^
犬は人より歯石がつきやすい!
人では、歯垢が歯石になるのに数日~1ヶ月かかるといわれています。しかし、犬の場合はなんと3~5日で歯垢が歯石に変化します。なので歯石になる前に歯垢を除去することが大切です。
月に一度のトリミングのときだけ歯みがきをするよりも、日々おうちでの歯みがきが歯周病予防のうえでとても重要になります。
そこで、歯みがきが☆楽しいスキンシップ☆の時間になるように3つのポイントをお伝えします^^
みなさん頑張りましょう☆☆
①口を触られることに慣れさせる ♪
おやつを口元に差し出して、顔やマズルを触れるように、さらには口唇をめくれるようにトレーニングしましょう。おやつを使って褒めちぎりながら根気よく頑張りましょう☆
②ガーゼを使って歯をこする ♪♪
水で湿らせたガーゼを指に巻いて、歯をこするという行為に慣れさせましょう。ここでのポイントは痛みを感じさせないこと!おやつを使ってよーく褒めちぎることです^^
③歯ブラシを使って歯みがきを!
ガーゼに慣れたら、歯ブラシによる歯みがきにチャレンジです。おやつは必須です♪ 軽く口唇をめくり、歯ブラシを当てます。当てたらすぐに褒めながらおやつをあげましょう。奥歯➝犬歯➝裏側➝前歯の順に、歯ブラシを当てて動かしていきましょう。 歯と歯茎の溝(歯周ポケット)に45°の角度で歯ブラシを当て、やさしく磨きましょう^^ ざっくりと書きましたが、ゆっくりトレーニングしてください。根気が必要です。
ここからは治療のお話~
歯石になってしまった部分は、なかなか歯ブラシでは落とせません。放っておくと、歯肉炎から歯周炎になり、根尖部で化膿してしまったり、歯茎が後退して歯がぐらぐらしてしまったり、お口のトラブルから全身性疾患へ発展してしまう可能性があります。
下の写真は13歳のトイプードルちゃんのお口の写真です
歯が歯石におおわれて、歯茎も腫れ、炎症がおきていました。。幸いにも、口が痛くてごはんが食べられないなどの症状はでていませんでした。
どのように治療をするかというと、歯科用の機械を使って、表面の歯石を取り除き、歯周ポケットをお掃除し、仕上げに歯の表面を2種類の歯みがき粉を使ってみがきあげます。状態にもよりますが処置時間は1時間前後です。
←歯科機器
これを使って治療をしています^^
下の写真は処置後のお口です
とてもきれいになりました~
口臭もありません^^
処置後は驚くほどキレイになります♪♪ しかし、歯みがきをしないとまた歯石がついてしまいます。。。
歯みがきトレーニングがんばりましょう!!
歯科検診もおこなっておりますのでお気軽にご相談ください^^