【症例紹介】前十字靭帯損傷

膝蓋骨内方脱臼では膝関節が内旋(内側にねじれる)ため、前十字靭帯に負担がかかります。
そのため膝蓋骨内方脱臼が長期間経過した場合、前十字靭帯が損傷・断裂する事があります。
前十字靭帯が損傷を受けると、膝関節が腫れたたり膝がガクガクしたりしますので、触診検査やレントゲン画像検査で診断が可能です。

前十字靭帯
キラキラした帯状の構造が靭帯で、周囲のピンク色をしたモヤモヤとした所は滑膜です。

後十字靭帯
前十字靭帯と後十字靭帯は膝関節の中央部分で交差しているため十字靱帯と呼びます


前十字靭帯の損傷部位

画像は体重2Kg程度の小型犬の膝関節内の関節鏡検査所見です
肉眼ではほんの小さな靭帯が関節鏡では拡大されるため、部分損傷も診断が可能です。
小さな切開部位から関節鏡を入れるため、体への負担も小さく、早期の回復が期待されます。

鈴木犬猫病院
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