【症例紹介】胃内異物

今回はお庭で遊んでいたら石を飲み込んでしまった生後3ヶ月のわんちゃんの紹介です。
他院にて催吐処置を行いましたが、吐き出すことが出来なかったので当院を受診して頂きました。

 

写真が飲み込んでしまった石です。この子は2kgほどしかない小さな体でしたので、石が大きく感じますね。
内視鏡下での摘出を希望されていたので、全身麻酔下にて行いました。

写真二つが今回使用した鉗子になります。
アリゲーター鉗子とバスケット鉗子です。

 

 

最終的にはバスケット鉗子にて石を把持出来ましたので、内視鏡ごと口腔外へ出し、摘出しました。
内視鏡にて口腔内や、胃が荒れていたので、胃薬を処方しました。

今回のように生後間もない子たちは何を食べたらいけないのかがまだ分かりません。
飼い主さんが目を光らせておくのも大切ですが、それにも限界がありますので、

すぐにご飯が食べ終わらないように工夫する
遊ぶ時間を長くし、退屈で変なものを口にする時間事態を短くする
などしつけ対応も必要です。

現在は新型コロナウイルスの影響で延期していますが、定期的に専門のインストラクターによるしつけ相談会も実施していますので、お気軽にご相談してください。

これからすくすく育って元気いっぱいな生活が送れるといいですね。