【症例紹介】椎間板ヘルニア

高齢のダックスフンドのワンちゃんが後ろ足が立てなくなり、受診されました

随意での排尿排便もできなくなり、痛覚も消失しかけていました

グレード4の椎間板ヘルニアを疑い、CT検査を行いました

CT検査では脊髄をおおっている膜の中に造影剤を注入します

椎間板ヘルニアがあると、造影剤が遮断されて圧迫が検出されます

正常箇所の脊髄です

脊髄周囲に造影剤の白い丸がみとめられます

椎間板ヘルニア箇所の脊髄です

圧迫物質によって脊髄が圧迫を受けて造影剤の白いラインが途切れています

胸椎腰椎間の椎間板ヘルニアと診断し、手術を行いました

圧迫物質を除去しました

術後は一週間の入院で、徐々に後肢の機能が回復しふらつきはありましたが退院しました

退院から10日ほどで走れるほどに回復しました